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女の身体はいつもより熱を帯びており、肌にはしっとりと汗をかいているようだった。

私が裸体に触れると、体温が高く、さらに少し震えていた。

女はもちろん風邪をひいているわけでもなく、

事実、先ほどまで健康的な笑顔で、私と会話していた。



「怖いか」

女はその問いに、かろうじて小さく頷く。

無理をした微笑をして。



その心は、今、たくさんの感情で渦巻いている筈だった。

様々なSM的行為に耐えられるのかという怖さ。

自分が果たして本当に奴隷のつとめを果たせるのか、という不安。


ひょっとすると、私の存在そのものの重圧を怖がっているのが一番の原因かもしれないし、

これからどこまでも堕ちていく恐怖と対峙しているのかもしれなかった。

何故自分の身体が、経験したこのない反応を示しているのか途惑い、そこに怖さを見つけたのかも知れなかった。




しかし、そんな女の様子を見て、

私が女に優しい言葉をかける、

それを和ませてやろうと考えたとしても、そんなことは、まるっきり無意味だ。

その緊張が本質的に和らぐことはないし、
私と、その女の関係は、そんなことを根本に据えているのではない。




その女は私に優しさを求めていたのか?

女は恐怖を欲しっていたのだろうか?


その両方とも答えは「否」だ。




女と私の価値観は一致している。

なぜなら、同様な事を私も感じるからだ。

私も怖さを与えたいのでもないし、
優しさを与えたいのでもない。

それらは結果的に生じるものに過ぎない。



真実とは、

恐ろしさの元、女が私にカラダを差し出す行為自体にある。

気持ちにある。

それが二人の関係性の全てを物語っている。

自己犠牲的な心の高揚。



身体が熱を帯びるほど、
様々な怖さを感じる相手に、

自分の最も弱い部分をさらけだす女が、どこにいようか。

それが、私のその女を所有したいという感情の根を張らせている。

すなわち、

女をもっと奴隷したいと、強く感じるようになるのだ。







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